2014年6月30日

日本人が歯を失う最大の原因

歯周病治療

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中に存在する歯周病菌に歯周組織が感染するために起きるお口の病気です。症状としては、歯肉(歯ぐき)が腫れたり出血したりして、最終的には歯が抜けてしまうというものです。日本人が歯を失う原因で、最も多いのがこの病気です。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないために気づかない方が多く、実際には成人の5人中4人がこの病気にかかっていると言われています。

歯周病と歯槽膿漏の違い

歯周病と歯槽膿漏の違い歯槽膿漏は歯周病とほぼ同じ意味で使われていますが、歯槽膿漏は文字が示すとおり「歯周組織から膿が出る」症状のことで、厳密には、歯槽膿漏は歯周病のひとつの症状を指すものです。しかし最近は歯槽膿漏と言えば歯周病のこととして考えられるようになり、歯槽膿漏という言葉はあまり使われなくなっています。

歯周病の症状とは

歯周病の症状とは歯周病は、初期段階ではほとんど自覚症状がないのが特徴です。そのため、以下に挙げるような症状が現れたときには、歯周病がかなり進行している場合が多いというのが現状です。早めに治療をすれば回復を望めますが、症状が進んでしまうと、最悪の場合抜歯しなければなりません。

・歯みがきをすると歯ぐきから出血する
歯周病の典型的な症状で、歯みがきや硬いものを噛むことで出血します。歯ぐき(歯肉)には多くの血管がとおっており、歯周病菌に侵されて歯肉に炎症が起こることで、歯みがきなどの強い力が加わると炎症部分から出血するのです。

・口臭がひどくなる
口臭の原因にはさまざまなものがありますが、ある日突然、口臭がひどくなったようなときには歯周病の可能性があります。歯周病による口臭は、歯周病菌の繁殖によって起きるものなので、かなりキツイ臭いがするのが特徴です。しかし口臭は自分で気づきにくく、また周囲の人も遠慮しがちになるので、気づかないうちに進行してしまうことがあります。

・口の中がネバネバする
唾液の中に歯周病菌が多く存在すると、お口の中がネバネバしてきます。朝起きたときにお口の中がネバついていたり不快な感じがしたりするときは、歯周病の可能性があります。

・歯ぐきが腫れる
歯ぐきが腫れてブヨブヨになるのは歯周病の典型的な症状です。

・歯ぐき(歯肉)が変色する
健康な人の歯ぐきはピンク色をしています。しかし、歯周病になると歯ぐきが明らかに赤くなり、進行するに従って赤紫になるというように色が濃くなっていきます。

・歯ぐきから膿が出る
歯ぐきから出血する段階からもう一段進むと、歯ぐきの内部に膿がたまるようになり、痛みが出てきます。膿を出してしまえば痛みは治まりますが、原因となっている歯周病を治さない限り、再び膿がたまってしまいます。

・硬いものを噛むと痛みを感じる
歯周病になると、歯を支えている周辺の組織が弱ってくるので、硬いものをかじると歯周組織が歯を支えきれなくなり、痛みを感じるようになります。

・歯がグラグラする
歯周病になると歯周組織が侵されるため、歯を支えている歯根膜や骨が溶かされていき、歯がグラグラしてきます。歯を人差し指と親指で軽くつまみ上下左右に軽く揺さぶったときに明らかに歯がグラグラする、あるいは舌で押すと歯が動くような状態は、歯周病がかなり進んでいる状態です。

・歯ぐきか下がって歯が長く見えるようになる
歯周病になると歯周組織が侵されるため、歯肉が後退して歯が長くなったように見えます。あるいは昔よりも出っ歯になったように見えることがあります。鏡でチェックして、昔よりも歯が長くなったり、出っ歯になったように見えたりしたら歯周病の疑いがあります。

・歯ぐきがムズムズする
歯周病になると、常に歯ぐきがムズ痒かったり、痛んだりするようになります。

・歯と歯の間が広くなり、ものが挟まりやすくなる
歯周病になると歯周組織が侵されるので、歯と歯の間が広がり、ものが挟まりやすくなります。また、歯が浮いた感じがしたり、噛み合わせが悪くなったりすることもあります。

・糖尿病の合併症
糖尿病はさまざまな合併症を引き起こす病気です。その中で、糖尿病患者の多くは歯周病になっている確率が高いというデータがあります。

歯周病の予防法

歯周病の予防法歯周病を予防するのに、最も効果的なのはブラッシングです。どのような形・サイズの歯ブラシを使うべきか、どのように磨けば磨き残しをなくせるか、歯科医師や衛生士の指導を受け、患者さまが自ら家庭で実践することが重要です。当院では、衛生士による歯周病予防の指導を行っています。

歯ブラシ以外のケア用具
歯と歯の間や歯の一番奥の部分、被せ物やブリッジがある場合、歯ブラシだけでは十分に汚れを落とすことはできません。そこで、歯みがきを補助する器具を使うことをお勧めします。ただし、こうした器具の選び方や使い方は、歯科医師や衛生士に相談してください。

●歯間ブラシ
歯と歯の間に差し込み、ゆっくり動かすことで歯の側面の汚れを落とします。さまざまなサイズがあるので、適切なものを選ぶことが重要です。

●部分みがき専用歯ブラシ
普通の歯ブラシはヘッドの部分が大きすぎるため、奥歯の後ろ側や歯並びが悪いところは磨けないことがあります。そうした部分の汚れを落とすのに有効なブラシです。

●デンタルフロス
歯と歯の間を磨くときに、歯間ブラシが入らないような隙間の汚れを落とすときに使います。歯と歯の間に糸をとおし、歯ぐきを傷つけないように上下に動かして汚れを落とします。

歯周病の治療

一口に歯周病と言っても、原因や症状を悪化させている要因は患者さま一人ひとりによって異なります。そのため、治療を始める前に検査を行い、それぞれに適した治療をしていきます。

プラークコントロール
歯周病の予防・治療ともに重要なのは、プラークコントロールです。歯周病の原因となる歯垢(プラーク)の増殖を抑えるのが目的で、正しいブラッシングや、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使います。

スケーリングスケーリング
毎日のブラッシングで取り残してしまうプラークや、ブラッシングでは取り除くことができない歯石を除去し、再び付着しづらくするように処置する治療法です。歯周病になると歯周ポケットが深くなり、そこにたまったプラークが病気を進行させていきます。スケーリングをすることによって歯ぐきの炎症が治まり、歯周ポケットも浅くなるので、症状の改善が期待できます。

詰め物・被せ物の修正治療
詰め物や被せ物がうまく歯にフィットしていないと、プラークが付着しやすくなります。この場合、詰め物や被せ物を適合するように修正すると、プラークが付きにくくなり、付着したプラークを取り除くのも簡単になります。

抗生物質による治療
歯周病はプラークの中にいる歯周病菌に感染する病気なので、抗生物質を服用したり、直接歯周ポケットに抗生物質を挿入したりすることで、細菌の増殖を抑える治療法です。

生活習慣・食生活の改善
病・睡眠不足・ストレスなどで体の抵抗力は低下してしまいます。そのため歯周病菌に感染しやすくなるので、十分な睡眠、適度な運動、ストレスの解消などは歯周病を治していく上で大切な事柄です。

また、歯周病が起こりやすくなる糖尿病を予防するような食生活を送ることも重要です。食材や料理法を工夫することも大切ですが、良く噛んで食べる習慣をつけることも必要です。

歯を削らないのがこだわりです

一般歯科

むし歯の治療は、基本的にむし歯菌によって侵された部分を削り取り、そこに詰め物や被せ物をすることです。歯の一番外側にある硬い組織のエナメル質がむし歯菌によって溶かされていく(脱灰)ことから、むし歯が始まります。

治療では、脱灰の程度(C1~C4、Cはカリエスの頭文字)が進むに従って削る量が多くなります。しかし当院では、歯の寿命をできるだけ長くするという予防歯科に基づく考えから、可能な限り削る量を少なくすることを治療方針としています。

むし歯の進行
C1【C1】初期のむし歯
エナメル質にむし歯がとどまっている段階です。むし歯部分を削り、詰め物で修復します。

C2【C2】進行したむし歯
象牙質までむし歯が進んだ段階です。C1よりも大きく削り、インレー修復をします。

C3【C3】さらに進行したむし歯
むし歯が歯髄(神経)まで達している段階です。ここまでくると、歯髄を取り除く根管治療が必要となります。

C4【C4】非常に進行したむし歯
歯冠部分が崩壊し、歯の見える部分がほとんど残っていない段階です。根管治療を行った上でクラウンを被せるか、抜歯してインプラントなどの治療をします。

削る量が少ないほど、修復痕が目立たない
むし歯部分を削る量が少なければ、詰め物の量も少なくて済みます。詰め物には保険適用のCRインレーというプラスチック樹脂やパラジウム合金があります。CRインレーは比較的天然歯に近い色なので修復痕があまり目立ちませんが、より天然歯に近い色と強度を備えたものにセラミックインレーがあります。自由診療となりますが、治療痕がまったく目立たず健康な歯を取り戻したようだと、多くの患者さまが満足していらっしゃいます。

削らない・痛くないドックベストセメント療法

ドックベストセメントむし歯が歯髄(神経)まで達してしまったむし歯は、歯髄を全摘出する根管治療をするのが一般的な治療法です。しかしこの治療をするには、歯を大きく削る必要があります。そのうえ歯髄を取り除いてしまうと歯が弱くなり、破折しやすくなるなど歯の寿命が短くなるというデメリットがあります。

そこで当院では、最新のむし歯治療法として注目されている「ドックベストセメント」をご用意しています。この治療法は、深く進行したむし歯でも、虫歯菌を殺菌することで歯髄を残したまま修復できるというものです。歯を削る量も少なくて済むので麻酔する必要もなく、痛みが少ないというのが特徴です。

この治療法の考え方は、むし歯は菌による感染であることから、薬剤でむし歯を無菌化し、自然治癒力によって歯を再生させようというものです。たとえばインフルエンザに感染したときに、抗生剤で菌を殺して治すのと同じです。従来の治療法では、むし歯を除去するために歯を削っていましたが、この治療法では菌だけを殺すので、あまり削る必要がないのです。

ドックベストセメント治療は保険適用ではありません。自由診療となります。

ドックベストセメントの特徴
●痛みが少ない
歯を削るのが最小限で済むので、痛みを感じることはほとんどありません。治療時に麻酔も必要ありません。

●歯髄を残せる確率が高い
進行したむし歯を削ると歯髄まで達してしまい、歯髄を取る可能性が大きくなります。しかしドックベストセメント治療では歯を削る部分が少ないので、歯髄を残せる可能性が高くなります。

●むし歯菌で柔らかくなった歯に硬さを取り戻す
虫歯菌に侵された部分は、柔らかくなってしまっています。ドックベストセメントは、虫歯菌に侵されて柔らかくなっている象牙質を鉄イオンと銅イオンのコンビネーションで殺菌して自然治癒を促し、象牙質を硬くします。

●殺菌力が持続する
ドックベストセメントは銅イオンを放出し続けるので、殺菌力が非常に長く続きます。

●副作用の心配がない
主成分が銅やリン酸、亜鉛などの天然ミネラルなので、副作用の心配がありません。妊娠中の患者さまでも安心です。

●治療回数が少ない
通常の根管治療ではおよそ4回の治療が必要ですが、ドックベストセメントでは1回で済みます。

ドックベストセメント治療の流れ
【STEP1】むし歯の汚れを殺菌水で洗浄します。
次へ
【STEP2】むし歯の部分を削るのは最小限にとどめ、ドックベストセメントを塗布します。
次へ
【STEP3】ドックベストセメントを残したまま通常の詰め物をします。
次へ
【STEP4】1年程度でむし歯菌に感染した部分が完全に殺菌され、柔らかくなったむし歯が再生して硬くなっているのを確認します。
次へ
【STEP5】最終的な詰め物(コンポジットレジンなど)をします。

根管治療

根管治療根管治療とは、細菌に感染した歯質や神経を徹底的に取り除き、歯の根の病気(根尖病変)を治療・予防するものです。むし歯が歯髄まで達しているC3以上の場合や、歯の根(歯根)の病気になった場合に根管治療が必要です。虫歯菌に侵された神経や血管などを完全に取り除き、根管(神経や血管が通っていた細い管)の内部を洗浄・殺菌して薬剤と充填剤を入れ、最後に被せ物をします。

根管治療の難しさ
歯根の内部は肉眼で見ることができず、しかも形が複雑で細かいので、治療には経験と高度な技術を要します。また根管内の洗浄・殺菌が十分でない場合は被せ物をしたあとからトラブルが発生し、再治療となるか、最悪の場合は抜歯しなければならなくなります。抜歯した場合、次の処置は、ほかの歯を削ってブリッジにする、インプラントにする、あるいは入れ歯となってしまいます。

根管治療のデメリット
●歯が黒く変色する
歯の神経が死滅すると、腐った神経や血液の成分が象牙質にしみ込むため、外から見ると歯が茶褐色から黒っぽく変色します。

●むし歯が進行しやすくなる
歯髄を取り除くと痛覚がなくなります。そのため、むし歯が進行しても気がつきにくくなり、いつの間にかむし歯が深くまで進んでしまうことがあります。

●歯が折れやすくなる
歯髄を取り除いても、歯自体の強度に変わりはありません。しかし治療で歯を削るため、部分的に薄くなり、割れやすくなる可能性があります。また、神経を取ると噛み合わせの力を感じることが難しくなるため、歯に過剰な負担がかかって割れやすくなるという考え方もあります。

歯を割れにくくする土台の治療
根管治療が終わると、ほとんどの場合、被せ物をする前に歯根部分を補強する土台(コア)が必要となります。土台とする素材には、金属とグラスファイバーがあります。保険適用となるのは金属コアで、金銀パラジウム合金です。非常に丈夫な素材ですが、硬すぎるため、十分な歯質が残っていない歯の場合、強い力がかかったときに歯が割れてしまうことがあります。多くが歯の保存が難しい割れ方(縦破折)をするため、抜歯せざるを得なくなります。

これに対して、しなりのあるグラスファイバーで強化した樹脂素材でできた土台(ファイバーコア)は、歯質の少ない歯でも歯が受け止める力を分散して破折などのリスクを減らすことが可能です。当院では、歯の土台(コア)にはファイバーコアが最良の方法であり、将来的に歯を守ることにつながると考えています。

また、保険適用外の金属コアではゴールド(金)があります。金は、金属アレルギーなど体への影響がほとんど出ない安全な素材として昔から使われています。ファイバーコアに負けない弾力性を持ち、歯質にやさしい素材です。

歯科医がニガテな方も、安心して治療を受けられます

痛みの少ない治療

お子さまだけでなく、大人の方でも、歯医者にかかるのは痛いからイヤだ、という方が少なくありません。当院では「痛みの少ない治療」を心がけておりますので、どなたでも安心して治療を受けることができます。

痛くない麻酔へのこだわり

歯科治療で、どうしても怖い・痛いと思ってしまうのは麻酔ではないでしょうか。当院では痛みが起こりそうな治療を行う場合にはあらかじめ表面麻酔をして、針を刺す歯ぐきの表面を麻痺させて痛みを和らげます。この麻酔は、粘膜表面に麻酔剤を塗ることで、2分ほどで感覚を麻痺させるものです。これで針を刺すときのチクッとした痛みをほとんど感じなくなります。麻酔をする際には、この麻酔をすることで痛みがなくなることを丁寧にご説明いたします。

コンピュータ制御の注射で麻酔痛みの少ない治療
さらに、注射器も極細注射針を使い、無痛電動麻酔器(アネジェクト)を用いて行います。アネジェクトとは、コンピュータ制御で麻酔剤を少しずつ、注入する速さをコントロールしながら注射する機器で、理想的な注射をすることを可能としています。

注射の痛みは、麻酔剤を注入するときの圧力によって細胞が急激に膨張することによって起きます。これを抑えるには、麻酔剤をごく少量ずつ一定の速度でゆっくり打たなければならず、人間の手では難しいのです。アネジェクトはコンピュータ制御によって3段階のスピードで注入するため、患者さまに合わせて痛みのない注射をすることができます。

歯科治療に恐怖感を持つ方に向いた麻酔法
歯ぐきへの注射に対してどうしても恐怖を感じてしまう方や、歯科治療そのものに抵抗感を持っている方に対して有効な麻酔法に、静脈内鎮静法があります。鎮痛薬や向精神薬を静脈内に点滴注入することで精神の緊張状態を緩和させ、リラックス効果をもたらすというものです。

ほとんど眠っている状態の間に治療が行われるため、痛みや不快な音などが気になることもありません。この治療法はまた、嘔吐反射が強い患者さまにも効果を発揮します。当院では、専門の麻酔科の医師によって施術していますので安心です。

削らない治療で痛みも抑える

痛みの少ない治療削ってしまった歯は、たとえ詰め物をして補ったとしても、二度と元に戻すことはできません。そこで最近は、削る量を最小限に抑えるようにし、むし歯にならないようにするという治療を行うのが主流になりつつあります。当院でも早くからこの考え方を取り入れ、できるだけ削らずにむし歯を治す治療を行っています。

削る量を少なくするということは、それだけ精密な治療を行うということでもあり、またそうすることによって、痛みも最小限に抑えることができます。特に当院では、むし歯をほとんど削らずに虫歯菌を無菌化するドックベストセメントを取り入れており、痛みの少ない治療を可能としています。

悪い部分だけでなく、全体を見据えて治療を行います

トータルで診る治療

当院では、お口の治療は一部分だけでなく、全体を見据えて治療していく必要があると考えています。病気になった部分だけを治療したとしても、それでは対症療法と言って、その場しのぎの治療になってしまうのです。

たとえば、むし歯で歯が痛むという患者さまの場合、むし歯だけを削り、詰め物をして終わりにしてしまったのでは、むし歯になった原因まで取り除いたことにはなりません。その結果、また同じところがむし歯になったり、歯ぐきが腫れたりといったトラブルに見舞われる可能性が出てきます。

当院では、なぜむし歯になったかを突き止め、その原因の治療から始めることを重視して、患者さまにお伝えしています。むし歯の痛みしか感じられないときも、お口全体を診ることによってほかのむし歯を発見したり、あるいは症状はないけれども治療が必要な部位を見つけたりすることができます。そうすることによって、本当のお口の健康を得ることにつながります。

顎関節の動きや左右の歯並びのバランスを検査

トータルで診る治療お口全体の健康状態を診るということは、むし歯や歯周病を探し出すことが全てではありません。それら全ての大元となる、顎全体のバランスや噛み合わせの状態も見る必要があります。噛み合わせが良くないと、顎全体のバランスが崩れ、その結果としてむし歯や歯周病になりやすくなったり、食べ物をしっかり噛むことができないために消化器官に負担がかかったり、顎関節症になりやすくなったりします。また、噛み合わせのズレが影響して、口元や顔の形まで歪んでしまうこともあります。

噛み合わせのアンバランスが全身に与える影響
噛み合わせが悪く、顎関節症にかかっている場合、頭に負担がかかって頭痛が起きることがあります。原因不明の頭痛に悩んでいるときに、噛み合わせの治療をすることによってウソのように頭痛が消えることがあります。

また、顎の異常を補うために肩の筋肉に負担がかかるので、肩凝りになることもあります。さらに、噛み合わせの異常によって顎の骨が体の中心(体幹)からズレてしまい、姿勢が悪くなって肩が凝ることもあります。

シンラシステムで左右の歯並びのバランスを検査トータルで診る治療
生体は、本来左右対称であることが望ましいとされています。お口の中でも、歯並びが左右対称に近ければ噛み合わせが良いこととなり、全身に対する影響も少なくなります。歯の治療も、ただ歯を削るのではなく、本来は歯並びや歯の高さが左右対称になるように考えた上で削ったり被せ物をしたりするべきです。また、入れ歯を作る際にも、そうした基準を元にするべきです。

そこで当院では、どの程度噛み合わせの平面が左右対称で、歯の高さも左右が同じ高さであることを検査するためにシンラシステムを用いています。

シンラシステムとは、噛み合わせの研究で第一人者の阿部晴彦先生が開発した検査システムで、顔の中心を基準として、本来の正しい噛み合わせの位置を決めるための手法です。この手法によって、顎がどれだけ体幹からズレているか、あるいは歯並びのバランスがどれだけ崩れているかが計測でき、歯科治療や入れ歯の製作に役立てることができます。

上質なホテルのような対応を意識しています

徹底した接遇

患者さまに、気持ち良く安心して歯科診療を受けていただくために、スタッフ一同心がけていることは、心から「おもてなし」の気持ちを持つことです。常日頃から明るく笑顔で患者さまに接すること、言葉遣いひとつにも失礼のない、心のこもった応対をするように努めています。また当院では、専門コンサルタントによるセミナーに参加し、その指導を得ながら、常に患者さまが快適に過ごしていただけるように高い意識を持ち続けています。

ご高齢者さまや体の不自由な患者さまも安心

徹底した接遇足腰が弱くなってちょっとしたものにもつまずきやすくなっているご高齢者さま、体の不自由な患者さまも、当院なら安心です。来院時にはスタッフが素早く手を取ってご案内いたします。また、院内にはドアがいくつもあります。そんなときにも、スタッフが率先してドアをお開けしてご案内します。

理解し、納得いただけるように説明

徹底した接遇むし歯や歯周病を予防するにはどうしたらいいのか、お口の健康を保つためにはどんなことをしたらいいのか。当院では、治療に際して、これからどのようにメンテナンスをしていけばいいのかを丁寧にご説明しています。

たとえば患者さまのお口の様子を写真に撮って説明するのはそのひとつ。治療前の状態と治療後の状態を見比べていただくことで、病状がどれだけ改善したかを知っていただくことができます。それと同時に、健康な状態を保つためにはどのようなメンテナンスが必要か、メンテナンスによって健康を維持できるだけでなく、数年後に歯を失う可能性がどれだけ減るのかなど、予防の大切さをご理解いただいています。

詳しくは「高い予防意識」へ

治療内容も詳しく説明

治療内容も詳しく説明むし歯の治療をするにも、これからどのような処置をし、処置後にはどうなるのかといったことまで、できるだけ詳しくご説明いたします。たとえば詰め物(インレー)の説明では、保険診療内のものだけでなく、患者さまのお口の健康にとってより安全な材料もあることをご説明しています。

親知らずについてもご説明
親知らずは一番最後に生えてくるため、生えてくる場所が残されていません。そのため、骨の中に埋まったまま表面に出てこなかったり、歯ぐきの横から生えてきたり、斜めに生えてきてさまざまな障害を引き起こしたりします。うまくブラッシングできないので、すぐにむし歯になったり、歯周病の原因になったり、顎関節症の原因になったりといった「悪さ」をするのです。

おまけに親知らずの多くは、生えてきても無症状なために、トラブルが起きるまで気がつかないことが多いのです。当院では、こうした親知らずの弊害について資料を用いてご説明し、患者さまのトラブルを未然に防ぐ努力をしております。

詳しくは「口腔外科」へ

インプラントの説明は入念に治療内容も詳しく説明
当院では、歯を失った患者さまのお口の機能を改善するものとして、インプラントが最も有効な治療法であると考えています。しかしインプラントは外科手術を伴う治療でもあるので、患者さまの不安をなくしていただくためにも、より一層詳しい説明を心がけています。

詳しくは「インプラント」へ

患者さまに安心していただける病院

清潔な医院

病院であるからには、院内が清潔でなければならない。これは私たちが最もこだわっている点です。診療室はもちろんのこと、待合室から洗面所、パウダールーム、トイレにいたるまで、明るく爽やかな環境であることを心がけています。また、機材や医療器具の滅菌・消毒にも細心の注意を払っており、ほかの患者さまに病気をうつしてしまう院内感染の防止にも努めています。

徹底した滅菌・消毒で院内感染を防ぎます

徹底した滅菌・消毒歯科治療は、内科などの一般医科に比べると、実は非常に厳しい感染予防や滅菌・消毒が欠かせない診療科目です。たとえば、内科では唾液や血液に触れることは多くありませんが、毎日お口の中で治療を行っている歯科では日常的にそれらに触れています。その点では、歯科は外科に近いと言えるでしょう。

最近は使い捨ての器具が増えて感染予防がしやすくなってきましたが、それでも歯を削る機器などは高精密なものであるため、使い捨てにできないものがあります。そのため繰り返して使わざるを得ず、滅菌・消毒が非常に重要となってくるのです。

当院の衛生士・助手たちの、衛生に対する意識は非常に高く、院内で勉強会を開いては滅菌・消毒法についての研鑽を積んでいます。また、これまで蓄積された知識を先輩から後輩へと受け渡し、意識を高め合いながら日々の作業に活かしています。

水周りの清掃も徹底

水周りの清掃も徹底歯科診療の特徴は、あらゆるシーンで水を使うことです。歯を削るとき、うがいをするとき、器具を洗浄するときなど、水は欠かせないものです。それだけに、水周りの衛生は大切。

当院では、患者さま一人ひとりが気持ち良く診察椅子に座っていただけるよう、診療が終わるごとに清掃を徹底しています。流し口に残った削りカスや血液などを取り除き、汚れを完全に落としたあとには、水滴まで拭き取ってから次の患者さまをお迎えしています。

保険診療があって自由診療がある、その存在とは?

自由診療の存在について

ご存じのとおり、日本の公的医療保険制度は世界でもトップレベルにあります。国民皆保険はドイツやフランスと同じ形態で、基本的に国民は少ない自己負担で医療を受けることができるよう定められています。全ての国民が等しく、貧富の差に関わりなく医療が受けられるというのは、素晴らしい制度だと言えるでしょう。

ただし見方を変えれば、保険で受けられる治療とは、必要最低限をクリアーするのが目的。そのため、ワンランク上の治療で患者さまの要望に応える選択肢として、自由診療があるのです。

歯は毎日、一生使っていくもの。詰め物や被せ物が歯の寿命に影響することもあります。より美しく、自然で目立たない治療、歯や歯ぐきにも優しい材料を使った治療への要望が年々高まっています。当院では、そうした患者さまの希望にお応えするよう努めています。

予防歯科にも自由診療がある

予防歯科にも自由診療がある現代の歯科治療では、むし歯を削ったり歯周病で歯を抜いたりするよりも、むし歯や歯周病にならないようにする予防が重視されています。しかしそうした予防治療にもまた、より質の高い処置をしてむし歯や歯周病を防ぐ効果を高めるための自由診療があります。

たとえば、歯垢(プラーク)や歯石を取るスケーリングという処置、歯の表面にフッ素塗布する処置は保険が適用されます。これに対して、クリーニング専用の器具で歯の表面や歯と歯の間、歯の根の部分を磨きあげるPMTCという処置は、歯みがきでは落としきれないプラークやバイオフィルム、食べ物による汚れも取り除きますが、保険適用外となります。

当院では、患者さまの要望によってはPMTCのあとにフッ素コーティングをして、よりむし歯になりにくい歯を作るお手伝いをしています。

将来を見据えた治療
むし歯を治療して、痛みが取れた、ものをうまく噛めるようになったというのは当たり前のことです。その目的を達するだけならば、保険が適応される治療でも十分です。もちろん私たちは一生懸命に治療にあたります。

けれども、患者さまのお口の将来のことを考えたときに、いつまでも白く健康的な歯を保っていられる喜びや、人前でも明るく笑えることから得られる自信を持つことができるかと言えば、やはり自由診療の方が十分な満足を感じられると言わざるを得ません。

歯は一生涯にわたり、毎日使い続けて行くものです。考えようによっては、歯の治療法の選択が人生を変えることにつながると言えるかもしれません。当院では、単に治療するのではなく、患者さまの将来までも考えた治療法を提案しています。

入れ歯(義歯)にもある素材の違い

入れ歯(義歯)にもある素材の違い入れ歯の場合も、保険が適用されるものは安価で済む反面、素材がレジンというプラスチックに限られます。もちろん、十分に物を噛むことができます。しかし、どうしても分厚くなってしまうので、お口の形にぴったりフィットさせるように調整することが難しくなります。そのため、装着すると違和感を覚えたり話しづらかったり、といったデメリットがあります。

これに対して自由診療の場合は材質に制限がないため、患者さまの要望に細かく応えることが可能です。

たとえば金属が見えてしまうのは嫌だ、という場合には「ノンクラスプデンチャー」という金属のバネがない、入れ歯であることが目立たないものを作ることができます。あるいは、入れ歯でも美味しく食事がしたいというご要望には、チタンやコバルトを使った入れ歯を作ることができます。プラスチックに比べて薄く加工できるので違和感がなく、美味しく食べ物を食べることができます。

当院では、まず患者さまのご要望や現在使っている入れ歯に対する不満を十分にお聞きした上で、最適なものをご提案させていただいています。

予防歯科が全ての土台にあるという考え方と衛生士の役割

高い予防意識

予防歯科とは、むし歯を治す治療をするのではなく、むし歯にならないようにお口の環境を整え、お口の健康を維持していくことです。むし歯になったり歯周病になったりして歯を失ってしまうと、食べ物がうまく噛めなくなるなど、生活や健康に支障が出てしまいます。当院では、衛生士による適切なブラッシング法と、お口の健康を保つために気をつけていただきたいポイントを丁寧に指導。お口のトラブルを未然に防ぐお手伝いをしています。

歯科衛生士による口腔ケア指導高い予防意識
予防歯科で重要な役割を担っているのが歯科衛生士です。医師の指示のもと、歯垢(プラーク)や歯石の除去をするほか、お口の健康を高めるための指導を行っています。正しいブラッシング指導はそのひとつ。ブラッシングをしていただいたあとに染料を使って歯を染め、十分に磨かれていない部分を実際にお見せしています。どんなところを注意して磨けばよいかが一目でわかります。

また歯周病予防では、軽度から重症までグラフを使ってご説明するとともに、患者さまの状態がどのような段階にあるかを知っていただきます。予防をせずにいると、数年後に喪失本数が明らかに違ってくることがわかります。こうした指導により、患者さまご自身の歯に対する意識を高め、予防に積極的になっていただけるようにしています。

抜かずに長持ちさせることを重視

高い予防意識かつてむし歯の治療と言えば、悪い部分は大きく削り取って詰め物をする、ひどいむし歯の場合は抜いてしまうというものでした。しかし、最近はなるべく削る量を少なくして、残せる歯はできるだけ抜かずに残すようにするという考え方(これをミニマルインターベンション、MIと言います)が主流です。

歯を削るということは、歯の寿命を削ること。削り取るのは虫歯菌に侵された部分だけにとどめ、詰め物もわずかにします。そうすることで歯の強度を保ち、長持ちする歯にすることができます。できるだけ抜かないということは、生まれ持った歯を大切にすることを重視することです。

ブラッシングしやすいお口の環境を作る

高い予防意識歯垢(プラーク)がたまりやすい歯周ポケットや歯の周りの骨に凸凹があると、再び歯石ができやすくなるため、歯周病が進行する可能性が高くなります。当院では、ブラッシングしやすく歯周病の原因となる細菌がたまりにくい環境を作るために、必要に応じて外科手術も行っています。

歯の表面がザラザラしていると、やはりプラークがつきやすい状態になります。当院では、表面がツルツルしたセラミックを材料としたラミネートベニアやセラミッククラウンでの審美歯科治療も行っています。これらはプラークがつきにくいだけでなく、美しいお口を実現する審美的な効果もあります。

最良の治療をご提供します

医院理念

当院は、歯の健康をとおして患者さまの夢を叶えたいという熱い思いから、多くの皆さまと触れ合うことができる郡山市の中心地に開業いたしました。したがって、私どもスタッフ一同が最も大切な使命と考えているのは、患者さまに最良の治療をご提供することに他なりません。

質の高いおもてなし最良の治療をご提供します
「最良の治療」と言っても、それは単に技術的なものを指すのではありません。患者さまを家族の一員との思いでお迎えし、落ち着いた雰囲気と洗練されたおもてなしによって安心して治療を受けていただくこともまた、最良の治療の一部と考えています。

清潔感あふれる院内
医療機関である以上、医院全体が清潔であることは言うまでもありません。患者さまがご利用になる待合室、パウダールーム、手洗いまで細心の注意を払った清掃を行い、気持ちよく使うことができるよう心がけています。もちろん診療室・手術室は清掃だけでなく、小さな機材に至るまで滅菌・消毒を徹底し、院内感染を許さない体制を整えております。

最新の治療法

最新の治療法治療そのものについては、高い技術と最新の設備を整えるだけでなく、たゆまなく日々研究に努めることで世界でも注目される治療法をいち早く取り入れています。特に、むし歯治療における「ドッグベストセメント」や、入れ歯治療における「ウェルデンツ」は画期的な治療法であり、患者さまから高い評価を得ています。


予防歯科を重視
当院では、患者さまのむし歯を治療する以前の段階である、予防にも力を入れています。虫歯菌から歯を守り、歯周病菌からお口の健康を守るために欠かすことのできないブラッシングや口腔内の衛生管理について、衛生士を中心に懇切丁寧に指導しています。

最良のインプラント治療
最新の治療法当院では、歯を失ったお口の機能を回復するための最良の治療法がインプラント治療だと考えています。健康な歯と同じように物を噛み、美味しく食事をするという人間本来の生活を取り戻すだけでなく、美しい口元を実現して晴れやかな笑顔が得られるこの治療法は、患者さまの人生を変える効果があると言ってもよいでしょう。

当院では、日本口腔インプラント学会会員であり、ICOI(米国インプラント学会)、IPOI(近未来オステオインプラント学会)認定医である院長が、安心・安全なインプラント治療を行っています。

妥協のない治療

妥協のない治療現在の歯科治療は、できるだけ歯を削らずに保存修復するというミニマルインターベンション(MI)が主流となっています。当院でもこの精神を土台に、患者さまに納得いただける治療を提供するために、どのような治療がその患者さまにとって最良であるかをご説明し、常に妥協のない治療をしていきたいと考えています。

患者さまにご満足いただき、素敵な笑顔を見せてくださったときほど、歯科医療に携わる人間として、私たちが喜びを感じることはありません。

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